一般社団法人鳴門板野青年会議所

Message理事長メッセージ

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第58代理事長今津 博光

はじめに

 青年会議所とは様々な経験や機会の提供の場です。わたしは鳴門板野JCという学び舎で多くの活動と経験をしました。そして、地域をより良くするためには、時代の流れをいち早くキャッチした運動をメンバー一丸となり展開することが重要で、それにより地域は活性化され、さらには個人の成長と仲間との友情が芽生えると気付かされました。これらの活動や運動は諸先輩方からの経験や思いを受け継いできたからこそ成されるもので、鳴門板野JCが58年間受け継いできた大切な思いをもって、歩むべき道を自ら切り開き、さらに一歩を踏み出す時です。未来は誰かが作ってくれるものではない、自分たちが作り上げる、という気概を持ち、謙虚かつ実直に、青年会議所活動に精進してまいります。

時代と共に進化する組織へ

 今までにない速度で世の中が変容する中、何かが起こるのを待つのではなく時代の変化に合わせ、活動や運動に挑戦していくことが必要です。また、会員同士の連携や情報交換を密に行い、組織として更に地域の発展や活性化に貢献することでメンバー同士の結束を深めます。我々は日々、「明るい豊かな社会」の実現を目指し様々な活動や運動を展開する中で、自身の成長も求め歩みを進めています。全員が組織を継続させる当事者として成長し続ける意識を持つことで組織も持続可能な成長を続けることに繋がります。これまで学んだことを活かし行動を起こすとともに、これらを次世代へと紡いでいき、未来を見据えた組織運営につなげることで、多くの方の心を動かし、運動に対する賛同を得ることを目指し、今一度志新たに歩みを進めてまいります。

組織強化と次世代への新たな取り組み

 会員数を増やし、さらに切磋琢磨できる環境をつくることで、今まで知り得なかった知識吸収のきっかけや、多様な視点から生まれるアイデアの創出につなげます。一言に会員数を増やすと言っても簡単な課題ではなく、一人ひとりが会員数減少という現実に向き合い、自らの言葉で鳴門板野JCの魅力を伝えられる存在となるよう努めます。加えて、将来の社会を担う世代である若者の視点や意見は地域の発展や課題解決において重要です。我々が地域の若者とコミュニティーを持つことで、若者目線からのアイデアを取り入れることができ、より多くの視点や立場から物事を捉えることができるようになると共に、若者にはさまざまな人脈を持つ人々との出会いの機会の提供に努めてまいります。

チームワークでワクワクするミライと地域を創出

 組織や会員を取り巻く環境や人々の価値観が大きく変化している中でも、鳴門板野JCは地域の魅力を活かし青年らしい発想と地域に対する深い情熱で、事業を通じてまちの魅力の発信や活性化につなげてまいります。そして、私たちは地域の未来をさらにより良くするために学び、行動する必要があります。地域の活性化や観光の振興をさらに活発化させるべく、近隣地域にて行われる今後もたらされる新たな知識や技術など、多くの学びの場に目を向け、体験し学ぶことが大事となってきます。ここで得た学びと今までの知識を合わせて活動を行うことで、今後の展開を意識した新たな価値の創造につなげます。また、住み暮らす地域が、新たに取り組む施策やニーズにも目をむけ可能性を最大限に引き出せる組織として会員一人ひとりが楽しさと充実感を味わいながら活動し、メンバーが今まで以上に一丸となり取り組むことで、さらなる地域の発展に寄与します。

青少年の可能性を広げる機会の提供

 昨今、子供達を取り巻く環境は大きく変わり、青少年にはプログラミングやデータ分析AIに関する知識が求められています。その一方で、子どもたちが学校外で一緒に遊ぶ機会や幅広い年齢の人々と触れ合う機会は減少しており、また、地域コミュニティーの希薄化により、年齢を超えた知恵の継承にも支障をきたしております。さらに、スマホやネット利用の普及を背景とした子どもの運動不足、生活リズムの乱れなど生活習慣の改善も必要となっています。そこで、我々が考える独自の体験を通じて運動不足の改善やコミュニケーションを測る機会の創出を行います。勉学の習得のみを目的とするだけではなく、子どもたちにとって多感で柔軟な時期に育むべき心と身体の可能性を広げることが、子どもたちの自己肯定感の高まりにつながり、社会に出た際は自己実現を果たす為の一助となることが期待されます。さらに、メンバー間でもさらなるコミュニケーションを測ることで、これまで以上に地域の課題に沿った事業構築、事業展開が可能となるようメンバー一丸となり寄与してまいります。

発災時の適切な行動と対応力の強化

 昨年、我々の活動エリアでは、運用開始以来、初めて南海トラフ地震臨時情報が発表され、いつ起きるかわからない自然災害の脅威に晒されました。災害に対する危機感はますます強くなっていますが、実際被災した際に、命を守る次に大事となってくる行動や備えについては体験したことがないため備えや知識の不足が懸念されます。被災後の適切な行動や備えについてもまだまだイメージをしきれていないように感じます。そこで、発災時、の適切な動きや備えを体験し、被災後の生活体験の場を設けるなどシミュレーションを地域団体と協力し行うことで、有事の際における的確かつ迅速な対応が可能となるよう取り組んでまいります。

さらなるブランディングに向けた幅広い取組み

 今の情報社会においては、鳴門板野JCの行っている事業や活動の認知度を高めていく為に、常日頃から情報の発信を習慣化していくことが必要不可欠です。例会、事業構築までの流れなどを、順を追って紹介し、ストーリー性のある的確な発信を行うことで、私たちの運動の価値や認知度を高め、地域からのさらなる認知向上につなげます。また、JCには20代から40歳までの幅広い年齢の方々が参加しており、年齢や性別の異なる視点から広報活動を行うことで投稿を認知してくれる方の幅も増え、結果より多くの年代に影響を及ぼすことが可能となり、自ずと人々から注目される組織となるよう努めます。

おわりに

 青年会議所には様々な機会の提供があり、自らが一歩踏み出すことで多くの可能性が広がっています。様々な例会や事業に参加することで、多くの仲間達と同じ時間を過ごすことができ、思いや、考えを吸収すると共に、幾つになっても人は変われるのだと気付けます。人それぞれに無限の可能性があるのと同様、青年会議所活動にも到達点はなく、向上心こそが日々の人生をかがやかせ個々の成長や地域の発展につながると信じております。「志道 〜紡いでゆく未来〜」という理念を胸に、思いを受け継ぎ、自分たちの手で未来を作り出すことで、地域からは必要とされ、魅力的に感じてもらえる組織となることをお誓い申し上げます。

Philosophy基本理念

志道(しどう) ~紡いでゆく未来~

Policy基本方針

  1. 時代と共に進化する組織へ
  2. 組織強化と次世代への
    新たな取り組み
  3. チームワークでワクワクする
    ミライと地域を創出
  4. 青少年の可能性を広げる
    機会の提供
  5. 発災時の適切な行動と
    対応力の強化
  6. さらなるブランディングにむけた
    幅広い取組み