理事長メッセージ(第49代理事長 江戸 貴志)

第49代理事長 江戸 貴志

はじめに

 鳴門青年会議所に入会して7年目を迎える2016年、自分が生まれ育った素晴らしいまちやこれまで支えていただいた多くのひとへ感謝の気持ちを大切にしながら、より一層発展した地域を次代へ繋げるため、運動の基本理念を『超改革』と致しました。
 様々な問題を抱えているのは、私たちが住み暮らすまちに限ったわけではありません。私たちは、受け継いだ地域資源を守るだけではなく進化させながら、伝統と歴史を再認識して本気で考え行動する市民として、「明るい豊かな社会」の実現に向けて力強く運動を推進して参ります。

同志拡大に繋げる組織名称の変更

 「青年会議所しかなかった時代」から「青年会議所もある時代」と言われるほど多くの団体が存在する中、なぜ今青年会議所なのか?なぜ今同志の拡大が必要なのか?その意義や必要性を考えた時、まず思い浮かぶのが、『志を同じうするもの相集い力を合わせ』という綱領の中のフレーズです。私は、青年会議所の本質を理解することで、メンバーのベクトルを同じにする事ができ、様々な問題に向き合うことができるのだと考えます。事業を行うことが目的ではなく、解決する問題があるから事業を行うのであり、一人ではできない事もメンバーとなら出来るからこそ青年会議所という組織があるのだと考えます。
 2017年に50周年を迎え、さらには60周年そしてその先へと、徳島県北部地域がさらに一体となった運動を推進していくためにも、同志拡大に繋げる組織名称の変更を目指しながら、30%以上の拡大をメンバー全員で取り組んで参ります。

50周年に向けた会員意識の向上

 鳴門青年会議所は2017年度に創立50周年を迎えます。しかし、私自身も10年前はまだ鳴門青年会議所に入会しておらず、創立40周年を経験しているメンバーは数名しかいないのが現状です。
 これまでの伝統や歴史を大切にしながらも時代に沿った組織革新を行うためには、創立50周年の歴史や意義、またなぜメンバーがそのために尽力しないといけないのか等、現在のメンバー意識を向上することが必須であるといえます。所属する組織の意義や他組織への報恩も含め、なによりも次代に残り活動するメンバーのために、50周年はもとより青年会議所という組織に対する意識の底上げを行って参ります。

地域色を生かしたまちづくり

 鳴門青年会議所には県内外に認知されはじめた「鳴門BIG夢釣りまつり」と「鳴門うずしおフェスタ」等の事業があります。これらの事業を継続して行うことで認知度を向上することは良いのですが、実施場所が同じであったり内容も例年似通っている結果、メンバーの事業に取り組む姿勢や意識の低下を生じさせています。
 私は、メンバーの出席率や活動に対する意識を高めることが不可欠であると考えており、そのためにも、徳島県北部での全体的な活動の重要性を認識し、例会や事業を鳴門市に限定せず板野郡を含めた広いエリアで実施していきます。そして、メンバー間での事業に対する意識の向上と各地域それぞれでの新たな地域色を活かしたまちづくりの方向性を示唆して参ります。

JC全国野球大会優勝

 鳴門青年会議所は、JC全国野球大会に4年連続で出場しており、2013年には全国優勝という快挙も成し遂げております。私自身これまでの野球大会は選手、監督として全て関わっていることもあり、野球大会に対する思いは誰よりも負けないものがあります。本年度野球大会では、全国野球大会優勝超達成委員会を中心として、圧倒的な勝利により全国JC野球優勝カップを持ち帰ることを絶対目標と致します。

むすびに

 これまでの青年会議所活動で接してきたメンバーには素晴らしい方も多く在籍していましたし、未来の鳴門青年会議所や地域を支えていく資質のある若いメンバーが多くいることも確信しております。
 そんな私たちは、青年経済人として先人たちから受け継いだ地域を思い、責任世代としてこのまちをより良い形で次代へ繋げていかなければなりません。メンバー諸兄・行政・各諸団体の皆様のご協力を頂きながら、上記に記した所信を胸に49代理事長の職を一年間全うしていくことをお誓い申し上げます。