基本理念・基本方針・事業計画・所信表明

2012年度 基本理念

共に伸びる 〜私たちも地域も〜

2012年度 基本方針

  •  1.会員拡大必達80人
  •  2.人生一生勉強
  •  3.地域のために今年も進化、釣り大会・まつり事業
  •  4.来ていただくメンバーのために最高の会員大会を
  •  5.JC全国野球大会優勝
  •  6.マネジメントで地域を活性化
  •  7.青少年に1つでも多くの経験を
  •  8.東日本の復興に全力で協力
  •  9.見つける地域の宝、知ってもらおう地域の宝
  • 10.世界のため、日本のためにJC運動の実施
  • 11.地域のために公開討論会開催

2012年度 事業計画

1.総務委員会
  • ・1月定時総会・7月定時総会の設営
  • ・3月徳島鳴門合同例会の企画・設営
  • ・創立記念日祝賀会の企画・設営
  • ・卒業式の実施
  • ・例会並びに事業の実施
  • ・日本JC関係の運動の実施
  • ・一般社団法人取得にむけて実務を担当
  • ・ホームページその他広報活動の実施
  • ・専務理事を補佐
2.夢釣りまつり委員会
  • ・釣り事業とまつり事業の実施
3.青少年育成委員会
  • ・青少年育成のための例会並びに事業の実施
4.まちのため委員会
  • ・地域のためになる例会並びに事業の実施
  • ・鳴門市・板野郡での各種公開討論会の検討・開催
5.会員増強・能力開発委員会
  • ・会員の能力開発を目的とした例会並びに事業の実施
  • ・会員拡大80人への取り組み
6.ブロック会員大会準備委員会
  • ・徳島ブロック会員大会特別実行委員会の設営・運営
7.マネジメント委員会
  • ・JC全国野球大会優勝に向けて、マネジメントの実施
  • ・地域を活性化させるマネジメントの実施

2012年度 理事長所信

はじめに
 今の日本、そして私たちが住んでいるこの地域は、複雑に絡み合った大変な問題を抱えております。まず景気問題、それに関連して税収が落ち込み約40兆円の収入に対して約90兆円の支出の国家予算(平成22年度)となっており、千円や1万円の単位で生活をしている私たちには考えられないような金額の借金を国がおこない、運営しています。そしていつの時代も議題にあがる増税問題、年金・医療・介護の社会保障をどのように構築して今から皆が安心して暮らしていけるようにするのか。少子高齢化、在日米軍基地問題、尖閣諸島・対馬・竹島・北方領土などの安全保障・領土問題、霞ヶ関に集まっている権力・予算を地方に持ってきてどう活性化させるのかという様々な問題があります。どのようにすればこの日本を、地域を立て直すことができるのか、皆さんにはどのような答えがあるでしょうか。
 では私たちはこのような答えがなかなか出ない状況の日本や地域を何もせずに見過ごしていいのでしょうか。年金問題や領土問題を明日から私たちの力ですぐに変える事は無理ですが、地域のために出来ることは沢山あります。私たちの先輩は、メンバーで話し合い協力し、そして地域の皆様と一緒になって青年会議所の理想であります「明るい豊かな社会の実現」に向けて44年間歩んでまいりました。私たち現役メンバーも、仕事を充実させ、自ら時間を作り出しJC活動を行い、そして成長した自分が何かを地域に還元する事が使命ではないでしょうか。
 一度きりの自分自身の人生です。もう2度と戻ってこない20歳から40歳までの青年期をこの素晴らしい60余名の鳴門JCのメンバーと切磋琢磨し時には助け合い、歴史ある鳴門JCを更なる高みへと押し上げると共に、私たちを小さい頃から育んでくれたこの地域に恩返しするという意義深い活動を一丸となってやってまいりましょう。

会員拡大
 鳴門JCの特色は、皆がメンバーの個性を受け入れ、そして自分の個性・能力を発揮出来ることではないかと思います。これは、鳴門JC44年の伝統なのかもしれません。
年齢制限があるJCは、毎年メンバーが卒業していくことが宿命となっております。メンバーを増やさなければいつかはゼロになってしまいます。これからも私たちが地域で認知され、力強く活動するためには、毎年メンバーを増やしていかなければなりません。いつの時代も全員で集めなければならないのです。
メンバーが増えれば運営費も増え、例会や事業の選択肢も多くなります。何より、多くの考えが集まり、人脈も広がります。会員拡大は、やらなければならないことの最優先事項です。全員で男女問わず、1人でも多く会員を増やしましょう。

メンバー研修
 JCに入会して、それだけで人は成長するのではないと感じております。メンバーと話をする、仕事で関わる、一緒に例会・事業を企画・運営する、お酒を飲みながら色々なことを本音で話しをする、そして全国のJCメンバーと接する、「あの人のようになりたい」「あいつには負けたくない」「悔しい思いをした」、このように人は人に接して、人に磨かれて初めて成長していくのではないでしょうか。
そういった内部の付き合いの中で成長することがJCには沢山ありますが、JC以外の人の話を聞く事も有意義であると考えております。入会していなければ会えない人の話を聞いたり、接する機会がJCにはあります。鳴門JCの持っている力を使い例会・事業を企画し、それらを通してメンバーがよりスケールの大きい人になってほしいと願っております。

夢釣りまつり
 鳴門市堂浦のある1人の漁師が、江戸時代初期に大阪の薬問屋が立ち並ぶ町でテグス(半透明の糸)を見つけ、これは釣り糸に使えるのではないかと思い試したところ、殊のほか魚が釣れたそうです。そこで堂浦の漁師の皆さんは大阪商人とタッグを組んでテグスを販売し、瞬く間に全国に広がり日本の釣りを大きく変えました。そういった歴史あるこの地で、鳴門JCは3年間、地域のために・釣り人のために・未来を担う子供たちのために、釣り大会とまつり事業を同時開催してまいりました。それは、閉塞感を感じるこの時代に、たった1日でも参加していただいた皆様に楽しんでいただき、夢を感じてほしい、そして宿泊・飲食・特産品販売などで売上があり地域が活性化してほしいというただその一念で、鳴門JCが主体となり行政・漁業関係者・地域の皆様と一緒になって実施してまいりました。
 3年間実施してきて皆様から声をかけていただき感じることは、夢釣りまつりが地域に少なからず知られ、期待されつつあるということです。これは、継続していかなければならないとメンバー一同強く感じております。
本年度は、関係者の皆様とより連携を取り、また私たちの趣旨を理解していただき年配の方から若者まで幅広く新たな協力者を募り、去年より更に進化した釣り大会・まつり事業を開催して、地域のために全メンバーで全力を注ぎます。

ブロック会員大会主管
 ブロック会員大会は、第1回鳴門JCが主管して過去38回実施されてきました。徳島ブロック内の7つのJCメンバー約300人が、1年に1回一堂に集まり記念式典・記念事業を通じてJC運動や我々の存在意義を確認し、功労者の表彰、メンバーの研修、地域の魅力を再発見する非常に重要な大会です。この歴史ある重要な39回目の大会を鳴門JCが主管させていただきます。そして、昨年度の小林伸生君に引き続き、今年度は齋藤瑛君が会員大会の委員長として出向いたします。大会の主管と委員長の出向は、私たちの地域を多くのメンバーに知ってもらう非常に良いチャンスです。私たちも齋藤委員長と一緒になってこの地域の良さを再考し、大会に来ていただけるブロック内のメンバーに楽しんでいただけるように、全メンバーで最高の会員大会となるようサポートしていきましょう。

JC全国野球大会優勝をめざして
 一昨年・昨年とJC野球大会で徳島県大会・四国大会と戦いましたが、他チームも非常にレベルが高くもう一歩というところで勝利を逃してしまいました。勝利は逃しましたが、鳴門JCはJC活動も仕事も私生活も出来て更に野球も出来ると内外にPR出来たこと、何よりメンバーの絆を深められたという本当の目的をここ数年で達することが出来たと感じております。そして、野球を通じて入会してくれたメンバーも複数名ありました。
 今年度は、その本質を保ちつつ、長年の目標である全国大会優勝を目指します。優勝を目指すことになると、日夜JC・仕事・私生活に追われている我々が更にどうやって時間を割くのか考えなければなりません。忙しい事を言い訳にして「難しい、無理だ」というのではなく青年経済人である我々は、「どうやったら優勝できるのだろう」という事から考えてみませんか。それは、仕事にも通じているという事は皆さんにわかっていただけると思います。
ただ単に野球をするというのではなく、マネジメントという要素をプラスして、全員でその過程も楽しみながら優勝を目指します。優勝を目指し行動することで、45周年という節目の年にメンバーの絆は深まり、野球を通じて会員も増えます。鳴門JCを更に勢いづかせましょう。

地域マネジメントの研究
 私たちは、大小様々な会社に所属しておりますが、鳴門JCほどの歴史があり、公的に認知されていて、メンバー数がいる会社はなかなか無いと思います。鳴門JCに所属していると約60名のメンバーの力を借りることが出来き、そして鳴門JCの看板を背負って地域の方々と接したり、交渉することが出来ます。折角あるこの力を使って色々な事のマネジメントを委員会で実施して欲しいと考えております。委員会メンバーがとにかくワイワイ楽しみながら、全メンバーを巻き込んで、地域を活性化させましょう。

青少年育成
年配の方と話していて小さい頃の話になると多くの方が「親が忙しくて、親と遊んだり、どこかに連れて行ってもらったことが少なかった」と言われます。今の青少年(小学生〜高校生)は、昔に比べると親に自由な時間があり、また教育熱心でもあるため、学ぶ機会が昔よりは多いと私は感じております。だからといって青少年の経験がこれ以上必要無いというのは可能性を狭めてしまうことになると思います。将来を担う青少年にとって、学ぶ機会が多いということは大切なことではないでしょうか。
イギリスの諺で「学問なき経験は、経験なき学問に勝る」とあるように、それほど経験とは貴重なものなのです。私たちの次の世代である青少年に、学校・行政・地域が出来ない、私たちJCだからこそ出来る事を経験させてあげたいと考えております。その1つの例として、試験問題のように答えのある経験でなく、見て・触れて・聞いてなど五感でその子が何かを感じて、「あれはどうなっているんだろう」「なんであのようにするんだろう」というように自分の頭で考えられるような経験がいいのではないかと考えております。
そして幾多の経験を積んだ子供たちが、将来それぞれの場所で活躍し、自分の居場所をみつけ、社会を支えていく人になってほしい。その願いをこめて微力ではありますが、鳴門JCは青少年育成に取り組んでまいります。

復興支援活動
 昨年度私たちは、東日本大震災の被災者の方々に複数回の義援金の送金、そして10月度例会ではタオルにワッペンを手縫いし併せて義捐金をお送りさせていただきました。それらの活動を通じて、これからも息の長い支援が必要であると私たちは痛感いたしました。
ある新聞に掲載された被災地の方のコメントが心に残っております。「マスコミは、本当にひどい状況の写真や内容は掲載しない、私たちのことが忘れられてしまいそうで怖い」。マスコミが悪いわけではないのですが、このままでは日本中から支援しようという気持ちが薄れてしまうのではないかと思ってしまうのは、私だけでしょうか。
今年度も日本JCは、復興支援活動に力を注ぎます。そして、四国地区協議会の復興支援を担当する委員会に中神智宏君が委員長として出向いたします。鳴門JCは、日本JC・四国地区協議会・徳島ブロック協議会と協働して、日本のために復興支援活動に全力で取り組んでまいります。

地域の宝を掘り起こせ
 私たちの活動エリアであります鳴門市・板野郡には約16万人の方が住んでいます。この地域は、多くの工場があり、四国八十八ヶ所・渦潮・美術館・各種体験施設などの観光施設、美味しい農水産物も豊富、随所に美しい景色もあり、多くの資産がある本当に豊かな地域です。これらは、物の宝です。
 そして人に目を向けますと、最近地方で街の宝を掘り起こし、活用していることが多くなっていると感じます。また私たちの周りの人を見渡してみますと、地元に対して愛着を持っている人が増えているように思います。私たちの地域には地元が好きな人がいて、そして多くの人との繋がりの中で仕事をし生活をするということが残っています。これらは、人の宝といえるのではないでしょうか。
以上のように大小問わず地元企業や多くの資産、そしてこの地域に住んでいる人はまさに宝であり、それらは活用・PRして、発展させていくべきものではないでしょうか。
 以上の豊富な資源をまずは地域の人にもっと知っていただき誇りに思ってもらう活動を行いたいと考えております。そして私たちが、今まで連携できてなかった組織や個人を繋いだり、それらを繋ぐためのセミナーを開催するなど、地域の宝をより輝かせる行動をしてまいります。

日本の為に今やらなければならないこと
 私たちの先輩・そして私たちは、全国展開するJC運動を毎年実施してまいりました。近年の事例を挙げますと、東日本大震災の募金活動、憲法タウンミーティング、マニフェスト型公開討論会、街頭などでの領土問題の署名活動、マラリア撲滅のために日本製の蚊帳をアフリカに送る募金運動等々です。これだけの大きい運動になると、私たちだけでは企画・実施が難しいですが、日本JCが企画してそれを全国の仲間と一緒に運動することで実施が可能となります。
これらのことは、世界や日本のために必要とされていることばかりです。私たちは、これからもこういった全国展開するJC運動に協力していかなければなりません。
本年度も日本JCが、「マラリア撲滅のためアフリカに蚊帳を送る募金運動」「東日本大震災に対する支援活動」「日本国憲法の国民意識喚起に関すること」「未来のエネルギーを選択するための運動」を行います。憲法問題とエネルギー問題に関しては、尾方厚志君が徳島ブロック協議会に副会長として出向してこれらの問題に取り組みます。日本のためにやらなければならないこれらの事を、日本JC・四国地区協議会・徳島ブロック協議会と協働して私たちも確実に実施してまいります。

各種公開討論会の開催
 鳴門JCは、徳島2区衆議院議員選挙、鳴門市長選挙、鳴門市議会議員選挙、鳴門市長中間マニフェスト検証大会、等々の公開討論会を近年開催してまいりました。私たちは、第三者の立場で地域の皆様に候補者の考えを知っていただき、地域が良くなること・政治に関心を持ってもらうことを目的として公開討論会を実施してまいりました。全国に根付いてきたマニフェストを掲げて立候補する、公開討論会を開催する、そして検証するというこのサイクルを絶対に止めてはならないと考えております。
今年度も私たちのエリアであります鳴門市・板野郡で選挙が行われる場合、そして検証大会が必要な場合に公開討論会等を開催いたします。

おわりに
 今年度は、先輩や皆さんの今までの積み重ねのおかげで、多くのメンバーでスタートすることが出来ました。その為、多くの委員会を作ることが出来、本当に感謝しております。これから実行に移っていくわけですが、皆さん一人ひとりの力を出していただかないとこれらのことは実現されず、絵に描いた餅となってしまいます。
 今の世の中、自分のことばかりを考える人がいる中で、私たちは自分を伸ばし、そして地域のことを真剣に考えて地域を伸ばし、議論するだけでなく世のため人のために行動に移せる人の集まりです。今年度も皆さんの持っている力を最大限発揮していただき、1年間学び助け合いながら「明るい豊かな社会の実現」という究極の目的に向かって共に歩んでくださいますようお願い申し上げます。

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