理事長メッセージ

理事長メッセージ（第51代理事長　松下　周平）

【はじめに】

　前年度、一般社団法人鳴門板野青年会議所（ＪＣ）は創立５０周年という偉大な節目を迎え、今年度、５１年目の新たな一歩を踏み出しました。これまでの歴史を連綿と築き上げてこられました先輩諸兄や関係諸団体に対しまして御礼申し上げます。これからも鳴門板野ＪＣはこの歴史に恥じぬよう会員一丸となって邁進していきます。
　私は、２０１０年にこの鳴門板野ＪＣに入会致しました。入会当時からたくさんの先輩に恵まれ、世のためまちのために活動してきました。この教えを更に進化させ、未来へと継承していき、新たな階段を微力ながら一歩ずつ確実に進んでいきます。

【笑顔輝く組織へ】

　誰のためのＪＣなのか、という質問があるとするならば私は「自分のため」と答えるでしょう。「明るい豊かな社会の実現」という壮大な目標を掲げ活動してきた私たちですが、大きな目標に溺れ、自分を見失い、挫折するといった流れに陥る場合が見受けられることが増えてきたように感じます。この流れを繰り返せば繰り返すほど笑顔は消失し、何のために活動しているのか忘れてしまう可能性が発生し、ＬＯＭの運営を脅かす危険性を孕みます。そんな時、頼りになるのは周りの仲間たちだと思います。他人を慮る心を持って他人に接し、助け合い、感動し合い、笑顔になれる組織へと昇華することをお誓いします。
　また、２０１８年度の基本理念である《絆～未来を憂い、この瞬間を仲間と共に全力で》を軸とし、各副理事長が中心となり各委員会運営を全員で取り組むことにより、私たちと地域が融合し、良い相乗効果でお互いステップアップできると信じております。笑顔輝く誰にも負けない組織へ変貌を遂げるために、会員一人ひとりが率先して行動に移していきましょう。

【感謝の気持ちを伝えること】

　私たちの活動エリアである鳴門市と板野郡は徳島県内で総合的に見て大きなまちに値します。しかし、現在特に鳴門市は人口の減少に拍車が掛かり、切実な問題となっていることから、まちづくりやまちおこしは今まで以上に一般市民だけでなく行政側からも注目を集めています。前年度、鳴門板野ＪＣと鳴門市が開催した、創立５０周年記念事業では来場者は２日間で延べ１万２千もの方々に御参加していただきました。今年度も市民の方々に感謝の気持ちを伝える事のできる事業を開催し、活動エリアの魅力を全国に発信していきたいと考えています。
　また、５０年間で培った知識や経験を如何なく発揮できる新たな継続事業の柱となる事業を構築し、ＪＣと地域間だけではなく、会員間の新たな絆も増強していきます。

【未来の仲間たちへ】

　私たち鳴門板野ＪＣの会員数は前々年度から比べ３分の２まで減少し、今年度の会員数は４０名弱にまで落ち込みました。会員数だけでみると、数年前まで県内ＪＣの中で２番目に大きなＬＯＭでしたが、今では中間位になりました。このままでは、会員数は減少の一途を辿り、消滅の危機を迎えるかもしれません。今年度は、まちづくりだけではなく鳴門板野ＪＣの魅力を発信し、新たな同志の発掘に尽力していきます。人は宝、仲間は家族です。この気持ちを胸に刻み、会員数５０％増を目標に頑張っていきます。

【豪傑への道】

　豪傑とは、人に感動を与えられる人物だと考えます。特にＪＣでは、影響力のある会員のことを豪傑と称します。私が入会した当時、最年少だった私から見た先輩たちは、仕事もＪＣ活動も精力的にこなし、魅力に溢れていました。現在会員数の減少により入会年度の浅い会員が増え、豪傑たちが減少しています。魅力あふれる人財の存在はＬＯＭに活気を生み、会員間の絆の増強の起爆剤になると考えます。己を磨き、成長を促し、豪傑への道を歩んで行きましょう。

【目指せ出席率１００％】

　近年、鳴門板野ＪＣの例会・事業において、出席率は年々減少傾向に陥っています。その原因の一つに、会員間のコミュニケーション不足があげられます。また、相互理解の不足もあげられます。これらは、人間関係の構築を行う際、必要不可欠な要素であり、これら無くして友情・絆は生まれません。各例会・事業の出席率１００％を目指すために、会員は家族の精神で活動していきます。